【読書感想】お金の知識をつけたい人にオススメ【すみません、金利ってなんですか？】

小林義崇さんの「すみません、金利ってなんですか？」を読みました。

この本は読みやすく、お金に関して幅広く、わかりやすく丁寧に解説されている本です。

初歩的な内容から入るので、お金に関して知識をつけたい人が初めて読んでも理解できる本だと思いました。

本の内容

この本は、「お金のことがまったくわからないまま大人になってしまった」という悩みを持つ編集者の梅田直希さんが、お金関係に詳しい元国税専門官であるライターの小林義崇さんにお金について教えてもらうという本です。

中身は、梅田さんと小林さんの対話形式で書かれているので、スラスラと読み進めることができます。

本書はお金について幅広いジャンルについて解説してくれます。

タイトルにもなっている金利についてはもちろん、年末調整や株についてなど、お金全般について知ることができます。

本の感想

対話形式で読みやすい

私の勝手なイメージですが、お金に関する本と聞くと堅苦しい本を想像してしまいます。

それゆえ、中身も小難しい文字が並んでるんだろうなと思い、敬遠しがちです。

ですがこの本は、対話形式で進んでいくのでとても読みやすかったです。

基本的に、梅田さんのお金に関する質問を小林さんが回答するという流れで進んでいきます。

テンポ良く会話が進んでいくので、スラスラと読むことができました。

初歩的なことから解説してくれて、わかりやすい

梅田さんのお金に関する質問は初歩的なものから始まり、それに対して小林さんがわかりやすく丁寧に解説してくれます。

だから、お金に関する知識が無くても、おいてけぼりにならずに話についていけます。

どれくらい初歩から始まるかと言うと、梅田さんの最初の質問は、「金利っていいヤツなんですか?悪いヤツなんですか?」というものです。

それに対して小林さんは「立場（お金を貸す側か借りる側）によって、いい金利もあれば悪い金利もある」と答えます。

この流れを聞いてどう感じたでしょうか?

私はそんなところから始めてくれるんだと思いました。

私はてっきり、「金利ってなんですか？」→「金利とは日本銀行が……」みたいな堅い流れを想像していました。

予想とは裏腹に、わかりやすい流れで安心しました。

初歩的な質問から始まり、わかりやすく丁寧に解説してくれるので、お金に関する知識がスッと頭に入ってきました。

お金に関して幅広い知識が得られる

本書はタイトルにもなっている金利に関してはもちろん、お金に関して幅広いジャンルについて教えてくれます。

どれくらい幅広いかというと……

こんなに色々と教えてくれます。

それに、理論的な話だけでなく、私たちに身近な話もしてくれます。

例えば金利の話なら、金利には金利がずっと変わらない固定金利と経済状況に連動して変わる変動金利があるという話では終わりません。

固定金利と変動金利は、私たちの生活だと住宅ローンを組む時に選ぶけど、どちらにすべきかの考え方にまで踏み込んで教えてくれます。

この本は、お金に関しての理論的な知識だけでなく、実際に私たちの生活にどう関わってくるかという、日常生活で役に立つ幅広い知識を得ることができます。

この本を作ってくれた二人に感謝

こんなにわかりやすいお金に関する本を作ってくれた梅田さんと小林さんには感謝したいです。

本の中で梅田さんは、この本を作るために「世界一ハードルの低いお金の本」という企画で著者の先生を探したら、著者候補の先生方に「カンタンすぎて、本にはならない」と難色を示されたと語っています。

その後、梅田さんが企画を諦めかけていたところ、小林さんが現れ、この本ができたとも語っています。

このエピソードを読んで思ったことは、梅田さんが諦めずに本を作ってくれて良かったということと、カンタンすぎることでも本にしてくれた小林さんが居て良かったということです。

こんなわかりやすく丁寧に、お金について解説する本は中々ないと思うから、この本を世に送り出してくれた梅田さんと小林さんの二人には感謝です。

本をオススメしたい人

小林義崇さんの「すみません、金利ってなんですか？」については以上になります。

この本はお金に関して幅広く、わかりやすく丁寧に解説されている本です。

お金に関する知識は無駄ではないので、ぜひいろんな人に読んでもらいたい一冊です。

小林義崇さんの「すみません、金利ってなんですか？」が気になった方は、ぜひ読んでみてください。